公益社団法人神戸市歯科医師会のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。

本会は昭和40年社団法人神戸市歯科医師会として設立され、政令指定都市である神戸市の歯科保健衛生事業の担い手として活動してまいりました。平成25年に公益社団法人の認定を受けて公益事業への取り組みがより一層強化され、平成28年神戸市歯科口腔保健推進条例の制定を契機に神戸市行政からの委託事業は新規事業を含め増加し、事業数・規模共に発足当時と比べ、遥かに拡大しております。現在の事業内容は本ホームページの「事業案内」に詳しく紹介しておりますが、ほとんどの市民のみなさまはどこかで一度は神戸市歯科医師会の事業活動に接していただいているのではないでしょうか?休日歯科診療所、こうべ市歯科センターをご利用いただいた方、歯科医院、保健所、学校等で各種健診・検診を受けられた方も多数いらっしゃるのではないかと思います。私たち歯科医師会の最大の役割は、これらの事業を通じてみなさまの健康向上に貢献することと考えております。令和3年度は最近話題のフレイルに関する事業、オーラルフレイルチェック事業が新たに開始予定です。本ホームページでもオーラルフレイルについてご案内しておりますので、ぜひご覧ください。

さて、歯とお口の健康が全身の健康に深く関わっていることは、近年数多く報告されています。進行した歯周病は糖尿病を悪化させることはその一例ですが、心疾患や脳卒中などの全身的疾患とも密接な関係があります。 医療費と歯の残存本数に関する調査では、「歯の残存本数が多い高齢者ほど医科の医療費が少ない」という結果が出ており、歯を失わないことが健康な老後と関連しているものと考えられます。また、適切な口腔ケアを行うことで誤嚥性肺炎を予防することは医療現場や介護施設等においても広く認識されています。

さらに、歯科医療は「健康寿命の延伸」にも大きく関わっています。健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されていますが、2016年の平均寿命は男性80.98歳、女性 87.14歳に対して、健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳でした。2つの寿命の間には、男性で8.84歳、女性で12.35歳の差があります。要介護期間を短縮し、健康寿命を延ばし平均寿命に近づけることが、今日の高齢社会における大きな命題と言われています。高齢者の歯の本数に関わる疫学調査からは、残存した歯数の多い人ほど、またはすでに自分の歯を喪失しても入れ歯等で物を噛む機能を回復できている人は認知症になりにくく、転倒も少なく、要介護になりにくいというデータが出ています。定期的な歯科健診や適切な歯科医療は、要介護になりやすい疾患を予防し、健康寿命の延伸に有効であると考えられます。

みなさん!このホームページの「事業案内」をもう一度ご覧ください。神戸市歯科医師会の事業はほとんどすべてが、歯と口の健康に関わる事業であり、健康寿命の延伸に関わる事業であることがご理解いただけると思います。どうかお気軽に神戸市歯科医師会の事業、イベントにご参加いただき、歯と口の健康に役立ててください。自分の口で食事をすることは、単に栄養の摂取という意味だけではなく、人としての根本的な喜びです。いつまでも自分の口から食事をしていただく事は、私ども歯科医師の務めであり願いでもあります。そのためにも神戸市歯科医師会の各種事業をぜひご活用ください。

ご不明な点がございましたら、神戸市歯科医師会事務局までお問い合わせください。

公益社団法人 神戸市歯科医師会
会長 百瀬 深志